夏休みドキドキ学校「20周年記念特別講座」のご報告

令和5年度の夏休みドキドキ学校は、7月31日(月)~8月5日(土)の6日間にわたって開催されました。
今年度で20回目の開校となった夏休みドキドキ学校の“20周年のお祝い”として、様々な分野のプロフェッショナルの方々を講師にお招きし、20周年記念特別講座を開きました。
全6講座が開催され、参加延べ人数は618人となり、盛況を収めることができました。

クジラが学校にやってくる?

夏ドキ初日となった7月31日(月)は、デジタル動物展示システム「ライトアニマル」代表の河合晴義さんを講師に迎え、“誰でも気軽にクジラを楽しめる映像”を作った経緯や海洋生物の生態についてお話しいただきました。
体育館の壁面に設置された大型スクリーンに映し出されたクジラたちの姿に、子どもたちは大興奮の様子でした。

ダンスを楽しむ!好きになる!

8月1日(火)は、ダンサー・インストラクターとして活躍されているChikaさんを講師に迎え、初心者でも楽しめるダンスレッスンをしてくださいました。
リズムに合わせて身体を動かしながら基本のステップを学び、曲に合わせた振り付けが無事完成!全員が一体となって楽しく踊ることができました。

いのちを守る気象情報

8月2日(水)は、気象予報士の斉田季実治さんを講師に迎え、気象キャスターになるまでの道のり、天気予報の仕組みや活用方法、文明進化型の新たな災害「宇宙天気」について、お話しいただきました。
実際の天気図と指し棒を使い解説を行う「お天気キャスター体験」では、カメラ目線で手を動かしながら話すことの難しさを体感。質疑応答コーナーでは、子どもたちから積極的に質問が挙がり、分かりやすく説明してくださいました。

頑張ること、すきなこと

8月3日(木)は、久が原出身の書家・金澤翔子さんを講師に迎え、翔子さんの代表的な作品の一つ「飛翔」を席上揮毫していただきました。間近で見る迫力あるパフォーマンスに、子どもたちも熱心に見入っていました。
トークショーでは、翔子さんとお母様の泰子さんが、子どもたちが“困難に感じていること・悩んでいること”に対して、ご自身の経験を基にアドバイスをしてくださいました。最後に全員で“パプリカ”を元気に歌って踊り、大いに盛り上がりました。

文学座こどもげき 注文の多い料理店

8月4日(金)午前の部は、文学座こどもげきを迎え、影絵と生演奏による朗読劇『注文の多い料理店』を上演していただきました。
体育館の正面スクリーンに映し出された魅力あふれる影絵、さまざまな楽器の生演奏による効果音、迫力満点の朗読に、子どもたちは物語の世界に引き込まれ、夢中になって観劇していました。
公演後には、使用されていた機材や楽器を見たり、実際に触って動かしてみたりと、貴重な体験をさせていただきました。

夢中は最強!

8月4日(金)午後の部には、ISCAカリカチュア(似顔絵)世界大会優勝の経験を持つアーティストの田村大さんを講師に迎え、これまでの経歴や制作の様子、作品の紹介とともに、夢を実現させる素晴らしさについてお話いただきました。
各々好きな絵を描くワークショップでは、上手に描くコツをアドバイスしてくださり、制限時間ギリギリまで夢中になって取り組んでいました。
講演終了後も、貴重な原画や作品が掲載された書籍を見たり、積極的に質問する子どもたちの姿が多く見られました。

保護者向け講座:知ろう!子どものこと

夏ドキ最終日の8月5日(土)は、保護者向けの特別講座を開催いたしました。
臨床心理士・公認心理師の橋本弘美さんを迎え、『知ろう!子どものこと』というテーマでご講演いただきました。ご自身の子育て経験を交えながら、子どもとの向き合い方や対応方法などを教えてくださいました。
これからの子育てに参考となるたくさんの気付きと、改めて子どもとの関係について振り返るよい機会になりました。

大きなトラブルもなく、すべての20周年記念特別講座が無事終了いたしました。皆様のご協力に心より御礼申し上げます。